大阪の繁華街「北新地」のホステスとして働いた24歳の物語

今からちょうど3年前、私が24歳を迎えた年でした。

 

男女

 

大阪の繁華街「北新地」でホステスとして働き始めました。と言っても、週に2.3日程のアルバイトホステスとしてです。昼間は総合病院の医事課という部署で、事務員として働いていました。そこでのひと月のお給料は手取りで12万円程でした。決して多いとは言えないお給料でしたが、実家暮らしの私にとって贅沢をしなければ普通に生活をしていける程の額でした。

 

しかしその時の私には、お金が必要だったのです。当時私には、3つ年下の大学生の恋人がいました。自分勝手で強引な性格の彼でした。しかし当時の私にとって、その傲慢さと強引さはなぜか魅力的にうつったのです。私がそれまでに知り合った男の人とは違い、彼は食事に行ってもホテルに泊まった時でさえ、自分の財布を出そうとはしませんでした。

 

自らのお財布を出すのはいつも決まって私。3歳ばかし年上の私の役割だったのです。そんな生活を続けていてはもちろん、月12万円というお金では身がもちません。手持ちのお金がなくなると、クレジットカードを切るようになりました。そしてお給料が入ればほとんどがカードの支払に消えていきました。しかしいつまでもそんな生活は続くわけがありません。

 

ついに私は夜の街に足を踏み入れる決意をしたのです。いくら残業のない職場とは言え、仕事の掛け持ちは楽なことではありません。しかし私は彼を手放すことよりも、自分を犠牲にする方を選んだのです。そして私は意外にも、夜の街にすぐに溶け込むことができたのです。元々私は人と、特に男の人と話をすることが得意な方でした。男の人が何を言ったら喜ぶのか、何を求めているのかを何となく知っていたのです。そして週に2.3日の出勤のアルバイトという立場ながらに、私を指名して来店するお客さんも増えていきました。

 

中にはメンズの福袋を持って来店される方もいるくらいでした。

 

そうなって来ると段々と仕事が楽しくなってきます。もちろんお酒の場なので、心ないことを言われることもありました。しかしそれ以上に自分の身ひとつで高額なお金を稼いでいるという充実感と、私に会う為に高いお金を払ってまで来てくれる人がいるという優越感に溺れていきました。

 

そうしているうちに、いつしかあんなにも夢中になった彼氏のことが急にばかばかしく思えてきたのです。そして彼氏に自分から別れを告げました。彼氏と別れてからの私は徐々に、それまで麻痺していた色々な感覚を思い出していきました。それから丸2年間の時を経て、ようやく夜の世界から足を洗い穏やかな生活に戻ることができたのです。

 

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